牡牛座の新月の夜ー。
GWのDevadasi Studioのスペシャル・ワークショップ
シリーズ第2弾は、わたくしNashaalによる
「ライブ音楽との即興ダンスワークショップ」でした。
本当にマジカルな時間、
魔法にかけられたのは、私のほう。
Ayuoさんが生演奏で音楽を奏でるなか、
参加ダンサーのみなさんが、まるで万華鏡のように
個性を花開かせたワークショップでした
ワークショップでは、ふだん私が即興を踊る際に
心得ていることをレクチャーさせていただきつつも、
実践が中心。
今回は、即興演奏の軸となる曲を2曲もうけました。
Ayuoさんが作曲・作詞・編曲を手がけた
ギリシャの楽曲をひとつ。
それに加えて、メロディアスでドラマチックな楽曲(原曲は
エキゾチック&サイケデリックなもの)。
その2曲をテーマに、Ayuoさんがダンサーに合わせて所々に
即興演奏をからめてくださる流れで進みました。
「生演奏だから、緊張」
じゃなくて
「生演奏だからこそ、安心」
を感じてもらうこと。
それがとても重要なことでした。
そう、それは人と人だから。
そこにぬくもりがあるのです。
音楽は、ダンサーにとって、帰っていける場所だから。
そこを守ってくれている人が、ミュージシャンだから。
そして、すぐ目の前で生まれる音楽の
生(なま)音の、存在感。
弦のつまびきが、
ちょっとだけ爪にひっかかる感じとかまで
「うーんっ、いいねっ!」と味わうこと。
それは例えるなら、
今まさに自分の手で摘んだばかりの苺を
食べている感じ。
じゅわっと口のなかで広がる、採れたての苺の
あまずっぱい美味しさ。
弦の音、
フルートの音、
生の音だからこそ、
それぞれのバイブレーションを肌で感じる楽しさ。
これはもう、私たちの細胞が
勝手に感じ取るもの。
そしてそれを感じたら、味わうことがたいせつ。
響きのなかで、
自分が好きな旋律やリズムを
発見すること。
ダンサーのみなさんは、
そうした出来事を、
どんどん、どんどん、
まるでスポンジのように
吸収していきました。
みなさん、一人ひとりが
とてもオープンでポジティブで。
勇気を持って音楽に心と身体を開いていって
どんどん変容していく。
そうして変容するダンサーの身体の動きを見ながら
即興でいろんなバリエーションを演奏してくださる
Ayuoさん。
複数の楽器を奏でられる
作詞・作曲・編曲、なんでもござれの
スーパーミュージシャンなので
引き出しがすごい。
たっぷりと2時間の時間があったので、
そうやって、一人ひとりのダンスの中に
だんだんと輪郭ができていって。
「あ、この感じだと音楽終わるな」とか
「あ、このきっかけだと速くなるな」とか
みんなも、そういう「音の気配」も
じょじょに読み取るようになっていき。
そうして最後に一人ずつソロを踊った時の、
みなさん一人ひとりの個性のすばらしいこと!!
最後のソロの時間には、完全即興を選んだ人が
なんと3人もいました。
2曲あったもとの音楽を選んだ人も、
実は、原曲よりもだいぶアレンジが入っていたので
かなり即興な楽曲展開でした。(気付かなかったかもだけど)
もう、みなさん素敵で!
私が感動してました!
私自身もBlack Moon Lilith第1弾を即興で踊らせていただき、
素敵な新月のスタートを切らせていただいて
とてもとても楽しかったです。
Ayuoさん、参加いただいたみなさん、ありがとうございました☆
また折々に生演奏で踊りましょう♪
定期的に踊ると、さらに力になります。
経験こそ、宝なり☆