Bellydancer Nashaal -ナシャール- 花鳥風月 BLOG

森羅万象と花鳥風月に魅せられたベリーダンサー。空と海と、星と月、歌う鳥たちと、緑と大地。そんなものが大好きです。2013年夏至の日(6月21日)に師のMishaalより名前を授かり、7年間活動して来たBarbara(バーバラ)からNashaal(ナシャール)になりました。過去に起きた出来事も、ちょいちょい更新。デバダシスタジオ神宮前本校講師、デバダシスタジオ葉山校主宰
Barbara became Nashaal on the Summer Solstice 2013.
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すべての女性の持つ、処女性と娼婦性とは? /モニカ・ナタラジ 2016年来日後記その1 ワークショップ「処女と娼婦」

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    こんにちは、ベリーダンサー/写真家のナシャールです。

    今年も、3月に、国際的に活躍するタントラ・ミスティカルダンスの指導者
    モニカ・ナタラジ( MONIKA Nataraj)が来日。
    私が講師をつとめるデバダシスタジオにて、
    2日間に渡り、モニカのワークショップとショーが開催されました。

    今回は通訳、そしてアシスタントとして、参加させて頂きました。

    1日目のワークショップ「処女と娼婦」にて。

    このワークショップ、なかなか斬新なタイトルでしたが、満員御礼。

    2つのワークショップのうち、いち早く満席になったのは、
    この「処女と娼婦」でした。

    そして3時間半のワークショップは、驚きと発見の連続。

    装い、対話、ダンス、リチュアル。
    女神のワークと禅問答のように繰り広げる対話こ中で、
    普段の思考を離れ
    どんどん自分の核(コア)の部分に
    入っていく時間でした。







    すべての女性が持つ、処女性と、娼婦性。

    スピリチュアリティと、セクシュアリティ。

    そのどちらもが、神聖であり、大切であること。

    モニカのワークショップでは、色なアイテムを使って、
    分かりやすくシンボル化もします。

    処女性の白


    娼婦性の黒

    そのどちらにも、私達が抑制される必要はないのです。

    このことは、頭では分かっていても
    身体と心で、実感することは
    なかなか難しかったりします。

    モニカのワークショップでは
    そこをしっかりと体感する。
    肚に落として、体感する。

    今回も、目からウロコというか、
    気づきのボタンが次々と押されて、
    身体の中で何かが解けていくような、
    パチパチと音を立てていくような感覚。

    参加者の顔も、グングル生き生きしていきます。


    みずからの女性性に向き合うこと
    それが、どれだけ抑えられて来たものか
    本当によく分かります。

    例えば、「いい子でいなきゃ」のような感覚。

    この感覚は、無意識なところで、私たちの中に
    埋め込まれていたりします。

    なので、
    「いい子でいなければならない自分」
    が、最初に思い浮かべる処女性の例として
    出てきたりするのです。

    そして、女性として生きるうえで、
    「いい子」でいるべきというプレッシャーがあったり。
    逆にに、「いい子ぶる」と取られると、生きにくかったり。

    「悪い子」は娼婦性のほう。

    ありますよね。

    日ごろ、日常では、つい見過ごしがちな、
    心の中の、深層の部分。

    そこを見つめながら、ワークが進みます。


    ちなみに。本来の処女性とは、ピュアで、天真爛漫で、
    自分を制約しない、少女の心。

    冒険心にあふれ、伸び伸びと、裸足で野原を駆ける感覚。

    なのに、それをいつのまにか
    「いい子」に閉じ込めていたりすることに
    気づきます。


    かたや、娼婦性とは?

    それは、例えるならセクシュアリティ。
    自身のセクシュアリティを肯定する事もとても難しいですよね。
    特に、セクシャルであることを、「恥じる」のが、日本の文化です。

    女性が、自身のセクシュアリティを肯定し、謳歌すること。
    その開放は、娼婦性にカギがあります。

    自分の中の娼婦を恥じる事は、
    自分の官能を感じる事に、
    罪悪感を感じてしまうことと
    繋がっています。

    処女性はハートチャクラ。
    そして娼婦性は第2チャクラ。

    それらをダンスで統合し、
    踊りながら、
    リチュアルとして、
    何度も折り重ね、
    折り重ね、
    参加者全員で深いゾーンに到達しました。

    素晴らしいワークショップをリードしたくれたモニカと。

    この日わたしは、通訳として参加。

    モニカの横で、参加者のみなさんの表情が、
    刻一刻と変わり、

    笑顔がでっかくなった!
    声もでかい!
    大胆になる!
    すごい!!

    というドラマチックな1日を見せていただきましと。


    まさに、
    言霊と、ダンスがひとつになる体験。

    普段、どんな人と関わり、
    どんな言葉を発し、
    どんな空を見て、
    どんなものを味わうかが、
    いかに大切であるか。

    心から感じる事が出来ました。


    そして、
    私たちの持つ、女性性の
    異なるクオリティを、
    全身で感じ、味わうこと、
    その偉大さを
    ひしと感じた1日でした。


    私自身、これから、
    ベリーダンスの講師として、
    もっともっと、伝えていかなければ。


    2010年の、モニカの最初の来日ワークショップに参加して以来、
    出れるときは必ず受講していますが、
    どんどん進化するモニカに、
    またもや学ばせてもらいました。

    ここで学んだことを、私の授業に繋げていきたいと思います。

    ナシャールクラスの皆さま、お楽しみに(^ ^)
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