身体から湧き上がる音があるということ
準備しながら深夜に思いにふけっています。
私は、身体から奏で上げる音というものがあると思っています。
幼い頃から、頭の中にどこからもなく音が聴こえ、身体が動いてしまい、
湧き上がるその衝動に耐えるのが辛かったことしきり。
日常生活の中では行き場のないその「ナニカ」を、
なんとか持て余して過ごした日々が、
数え切れないほどありました。
そのナニカを模索しながら、紆余曲折を経て、
踊りを仕事にする人生を過ごしていますが、
1/26(月)は、そんな私にとって大きな分岐点になりそうです。
その大きな理由は、Ayuoさんと踊ること。
音楽を創り、奏でるAyuoさんが、ご自分の身体性に興味を持たれ、
踊りの道も歩まれて5年。
音楽家でありながら、「身体には知性があり、音を奏でる」感覚を
体現するAyuoさん。
Ayuoさんとご一緒する事で、とても繊細で、楽しい冒険が様々あります。
の楽曲について、バックグラウンドや解釈など話し出すと止まらなくなるAyuoさん。
歌い手がそのまま踊り、エネルギーを立体化する。
そこにある豊かな世界。深い世界。
踊る私が、手が届きそうで、手が届かない世界。
シンセサイザーの近藤 達郎 さんは、音色の魔術師。
曲調、情感、などのフィーリングを、
万華鏡のように操り、彩る。
近藤さんが、Ayuoさんのイメージする世界に、色を塗っていく。
立岩 潤三 立岩さんは、万物に脈打つあらゆるものの鼓動につながっている。
心臓の音であり、打ち上げ花火であり、
時にイキのいいスポーツカーの様に、エンジン音で小気味良く高速を唸る。
ただのコンサートとして、音を聴くだけですばらしいです。
そんな中で、私はいったい何が出来るのかー。
形にならないカタチを、本番まで模索していきます。
今週木曜日に行った、最後のリハーサルで出来上がった音を聴きながら。
みなさんには、ホント「聴き」に来ていただきたい。
私は、自分の身体から音を奏でて、一緒に演奏したいと思います。
お席、まだありますので、ぜひいらしてください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
Ayuo + Nashaal presents:
TURN, RE-TURN, R-EVOLVE
ターン・リターン・リヴォルヴ
くるりとまわって
thoughts make moving about
dance to the mind's delicate symphony
かんがえが うごきをつくる
こころの せんさいな シンフォニーで おどって
私たちは、生々流転し、生きていく。
ターンし、折り返し、そして進化していく—。
パフォーマー・作曲家・作詞家であるAyuoと、ベリーダンサー&シャクティ・ダンサーのナシャールが、毎回ゲストミュージシャンを迎えて、3回シリーズでお届けする、生演奏の音楽とダンスのライブ。Ayuo作詞作曲の楽曲から、ロック、ミュージカル、エスニック(ギリシャの楽器ブズーキ)、クラシック音楽まで、様々な音楽とダンスがモザイクのように織りなす時間。
エンターテイメントではなく、見る人間を内面的な世界に引っ張っていくような体験。
古代のシャーマンのパフォーマンスや中世ヨーロッパの神秘劇、日本の能、中東のスフィーの踊りと音楽、フラ・ダンスの元になる神様に捧ぐ踊り、そんなものに通じる要素。そんなスタイルのショーの実現を目指します。
3回シリーズの最終回は、パーカッショニストの立岩潤三氏、キーボーディストの近藤達郎氏を迎えて、サイケデリックな夜をお届けいたします。
1月26日 (月)
開場:18:30 開演:19:30
会場:渋谷 Last Waltz http://lastwaltz.info/
東京都渋谷区渋谷2-12-13八千代ビルB1F
tel&fax:03-6427-4651
料金:予約 3000円, 当日 3500円 /ドリンク代別
出演:
Ayuo: ヴォーカル、ブズーキ、ダンス
Nashaal: ベリーダンス
近藤達郎:キーボード
立岩潤三:パーカッション、ドラム
■ご予約は、メールまたは、お店へのお電話にてお願いします
宛先:turn.return.revolve@gmail.com
件名:11月6日 ターンリターン予約
本文:予約人数、代表者名
■出演者紹介
Ayuo (高橋鮎生)
Vocals, Bouzouki, Irish Harp, Guitar,Ukulele, 作曲家・作詩家・Dance
Ayuoは自分の思想を言葉や詩にして、台本を書き、
それを歌、朗読、楽器演奏と動きで演奏するパフォーマー。
神話、昔話から近年の文学からも題材にして作品を作り続けている。
ニュー ヨークで育ち、60年代後半のアメリカの実験音楽、
文学、アートに影響を受ける。
18枚のソロ・アルバムを日米で発表。
坂本龍一、ジョン・ゾーン他、多く のアーチストと共演。
中世の吟遊詩人の音楽に強い影響を受け、古代音楽にみられる
世界の繋がりを独自のサウンドで創作しつづけている。
近年の作品ではデュ ラスやウインターソンの文学作品に基づく
音楽劇やルーミ等の古代思想 , 世阿弥等の言葉に基づく作品を発表している。
ジャンルとしては、ニュー・クラシックスからサイケデリックや
ワールド・ミュージックまで含む。
Nashaal(ナシャール=バーバラ)
ベリーダンサー、シャクティ・ダンサー
幼少より新体操、JAZZ、ストリートダンス, バレエ、
HULA、コンテンポラリーなど様々なダンスを経験。
大学時代は、慶応Dancing Crew JADEに所属、
卒業後もストリートダンスユニット・KEPHI(ケフィー)にて
テレビ東京「RAVE2001」出演など、日本における
ダンスブームの黎明期(れいめいき)に活動。
古来より大地豊穣・生命の賛美を祝うベリーダンスの神秘に魅了され、
2006年よりMishaalに師事。毎年トルコをはじめとする海外におもむき、
国際的な著名ダンサーの指導を受ける。海外アーティストの来日公演の
フロントアクトやイベントでの出演多数。
2011年より表参道トルコ料理レストラン「アラトゥルカ」
レギュラーダンサーを3年つとめる。
現在はMishaalの主宰するDevadasiスタジオ神宮前の講師、
Devadasiスタジオ葉山校主宰。
ベリーダンス専門誌の海外特派員としても世界を見聞し、
多くの国際的著名ダンサーをインタビューしている。
葉山出身、慶応義塾大学卒業。
http://nashaal.jugem.jp/
* ゲスト・ミュージシャン*
立岩潤三
パーカッション
中東のダルブカ、インドのタブラ、各種フレームドラム等、
中近東〜インドの打楽器で実際にその国の古典音楽/トラッドを演奏すると共に、
その 可能性を探るべくロック、ポップス、ジャズ、古楽、各種ダンスや舞踊、
ライブペイントとのコラボレ−ション等、幅広いジャンルへのアプローチを行っている。
またRCM、舞踊公演、iOSアプリ等の作曲/編曲・楽曲提供も行う。
http://tateiwajunzo.wix.com/tateiwajunzo
近藤達郎
作編曲家、キーボード・ハーモニカ・クラリネット奏者。
「チャクラ」「ウニタ・ミニマ」「三橋美香子と総本山」等数々のバンドに参加、
小川美潮、Phew、原マスミ、大友良英、くじら(杉林恭雄)などのアーティストとも活動する。
現在は「ラブジョイ」「先カンブリアクラリネット四重奏団」に参加。
劇音楽では、故・如月小春や、渡辺えりの作品の多くを手がけ、
映画音楽に『かもめ食堂』、『桐島、部活やめるってよ』等。CMのための作曲も多数。
2013年にはNHKドラマ「あまちゃん」の音楽で鍵盤楽器とハーモニカを担当、「大友良英とあまちゃんスペシャルビッグバンド」のメンバーとして各地で演奏した。
Husnu Senlendirici - Dance Mood